今日はパナソニックホームズの換気システムについて話をしたいと思います。
換気システムとはその名の通り、家の空気を換気するためのシステムです。
パナソニックホームズの換気システムは第1種換気
換気システムには第1種~第3種まであります。
それぞれの換気システムの詳細については別の機会にお話しするとして
今回はパナソニックホームズの第1種換気システムについてです。
第1種換気とは簡単に言うと換気の際に入口と出口両方に換気扇を取り付けた換気システムのことです。
上記の絵のように基礎にある吸入口から基礎内を通り、ダクトを通って室内へ吸気します。
では排気はどこからかと言いますとトイレについてる換気口から出ていくことになります。
パナソニックホームズはなぜ基礎から吸気するのか
それは基礎の中の温度が1年を通して安定しているからだそうです。
基礎の内側に断熱を施していて夏の暑さの中でも『鍾乳洞』ように涼しい基礎空間を実現しているのです。
そのため、『パナソニックホームズの家では熱交換器は不要!』と主張してます。
実際、熱交換器システムは3F建て以上のみオプション選択可ですが、2Fまでは選択不可です。
最近の家では熱交換器付きの家が多くなっているのに珍しいです。
有名な例ですと一条工務店は標準仕様になっていますね!
熱交換器とは
『換気の際に新鮮な空気は入れ変えるのだけど、空気の熱はそのまま残す』と言ったシステムです。
日本の住宅は2時間で家中の空気が入れ替わるように設計されています。
夏の暑い日にせっかく冷やした室内の空気を『換気だから!』と言って外に捨てて、
代わりに外の暑い空気を入れなおしていたら冷房代が勿体ないですよね。
そこで熱交換器の出番と言う訳です。
出典:一条工務店HPより
上の絵は一条工務店の熱交換器の説明でして
室温27℃、外気温32℃の時に熱交換率85%で空気温度を交換し、
27.8℃のフレッシュな空気を取り入れることができますと表しています。
パナソニックホームズの床下換気の実力はどうなのか
とても魅力的な商品である熱交換器なんですが、
パナの人曰く、『熱交換器もそれなりに電気代かかるしメンテナンスも大変ですよ
床下から空気吸入すれば電気代もかからないし、夏は涼しく、冬は暖かいので間違いないです。』
と言う話でした。
当時は半信半疑な感じになったのを覚えています。
ここで、この時の話は本当なのか。検証したいと思います。
温度計を24時間見て記録するというのは僕はやりたくないので今回SWITCHBOTを購入しました。
温度、湿度を一定時間置きに記録できるやつです。
スマホにアプリを入れて携帯からも確認できます。
ちなみにハブと組み合わせることである特定の温度になったらクーラーを起動させるとか
そういったスマートハウス化にも利用できる商品のようです。
そんなに高くないし中々魅力的ですね。
今回は測定のみなのでハブは購入せず、温湿度計のみ利用です。
実際に測ってみました
実際に測ったと言っても床下にSWITCH BOTを入れるだけ。
事前にスマホにアプリをインストールしておいて連携は必要です。
連携が完了すると下図のような感じで表示され、ある程度データを貯めてCSVでPCに保存できます。
下のグラフはSWITCHBOTで5/24の0時~24時までの測定結果を外気温と比較したものです。
赤い線が外の気温、青い線がSWITCHBOTで測った床下温度になります。
いかがでしょうか。
外の気温が18℃~27℃まで変化している中、床下温度は20℃~22℃で安定しています。
この日は5/24の晴れた日で外に居ると暑い日でしたが、床下から吸気する空気は快適と言えそうです。
この日の結果では熱交換器は要らない!と言えそうですね!
まとめ
5/24の計測では床下換気は結構良い仕事をしていることが分かりました!
また、SWITCHBOTも安い割に結構使える!と思いました!
引き続きレポートしていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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